PHILOSOPHY
空間に息を吹き込む。
自然界には意図的にものを照らす光は存在しません。
すべては上空からの光が反射されて拡散した光です。
現代では照明器具という自由に操作できる装置があり、建築の内部に明かりを灯すことも出来ます。
しかし、暗いからといってやみくもに照明を配置すれば、それはとても不自然なものになり、人間にとって居心地の悪い空間になります。
空間で過ごす。 食事をする。 人と会う。 物を見る。
通路を歩く。 庭を感じる。 建物を感じる。
様々なシチュエーションに対して、アクティブな光(積極的に物を照らす光)とパッシブな光(指向性を持たない光)を使い分け、極めて自然な形で空間を成立させること。
そして、建物や空間に最後に息を吹き込むことが私の仕事です。